トレンド trend forecast 2003 6 11
金利というものは、基本的には、適正な金利があった方がよいと考えるが、
応急措置として、経過的措置として、
超低金利というか、ゼロ金利の時代も必要かもしれない。
時代と時代の端境期には、常識で行動するのは無理かもしれない。
こういう時代の端境期には、例外が常識になるのも、やむを得ない。
新しい時代が到来すれば、新しい常識が確立されるでしょう。
その時には、今を演出する人達はなく、
新しい人達が時代を演出することになるでしょう。
新しい人類とも言える人達になるでしょう。
古い幕が閉じる時、いきなり、新しい幕を開くことはできない。
しばし、時がある。
新しき幕が開かれるまで、この端境期に何かを演出するのも、
端境期に生きる者に与えられた役割なのかもしれない。
しかし、時代と時代の端境期に生きることは、
貴重な体験をできることであり、希有な経験になる。
デフレの時代に、財政再建は不可能でしょう。
当分、債券高・株高を演出し続けるしかないでしょう。
それは、新時代の到来まで、財政破綻しないように、
耐え忍び、がんばるしかないでしょう。
この際、財政再建はあきらめて、
未来の日本を背負うことになる新産業を興していった方がよいでしょう。
第二の建国というか、興国になるでしょう。
亡国という言葉が流行ったが、興国という言葉こそ流行らせる必要がある。
財政再建は、次世代の人達に任せるしかないでしょう。
今の人達には、デフレを克服しつつ、財政再建する能力はないでしょう。
デフレ対策と財政再建を両方、解決することは難しい。
しかし、だからといって、勘違いしては困ります。
公共事業の拡大や構造改革の先送りは、時代を逆行することになる。
これは、大学を卒業して、新入社員になったところが、
あまりに実社会がきびしいので、
また大学生に戻りたいということに等しい。
日本は、土建国家を目指すべきではなく、
技術立国を目指すべきである。
技術と環境の両立した技術立国を目指すべきである。
こういう分野に積極的に投資していくべきである。
新興国でも、債券高・株高になっているそうです。
利回りが低下するというと、マイナスのイメージですが、
債券相場の上昇と言えば、プラスのイメージになります。
これで、新興国でも国債の発行がしやすくなります。
株高でも債券買い、株安でも債券買いと皮肉られますが、
この際、債券高・株高のトレンドができてもよいでしょう。
病気の時、何もしないのも、おかしい。
対症療法と言われても、やらないよりは、やった方がよい。
そのうち、体力が回復して、自然治癒するかもしれない。
方便の時代も、時には、必要かもしれない。
正しき新時代は、遅れてくる人達に任せるしかない。
それまでは、新時代の土台作りに励むしかない。
こういう力仕事をする時には、あまりに潔癖では、事が進まない。
時代の大工仕事をする人達は、
今、評価されなくてもよい。
歴史が評価する。
その時代には、評価が散々だった人が、
天上界では、大天使だった事実もあるのです。
誰がどのような役割を与えられて、どう演技したかは、
それは、秤を持つ者が量ることであり、
私たち人間は、黙々と役割を演じていくしかないのです。
天上界に返った時、その役割がわかります。
その時まで、楽しみは取っておいた方がよいでしょう。